SPGアメックスの家族カードは無駄か!?基本カードとの比較ではこうなる!
SPGアメックスカードは以前記載した通りですが、持つだけでマリオットボンヴォイのゴールドエリートになれ、さらに年に一回無料宿泊できるという非常に有用なカードとなっています。
そのSPGアメックスカードには家族カードもあります。
SPGアメックスカードが使い勝手のいいカードならば、その家族カードも基本カードまでとはいかずともそれなりに良いカードではないのか?
こう思う人が多いと思います。
本当にSPGアメックスの家族カードは持つに値するカードなのか?を解説していきます。
SPGアメックスの家族カードとは
SPGアメックスには基本カードと家族カードが用意されています。
家族カードというのはその名の通り、基本カードを所有しているその家族が持てるカードで、どのクレジットカードも概ね基本カードよりは特典やサービスが劣っていますが、その分年会費が安いという特徴があります。
基本カードについては以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
SPGアメックスの家族カードを申し込む場合はまず基本カードを手に入れなければいけません。
本サイトから基本カードを申し込むと、他よりもお得に入会することができます。
SPGアメックスカードを申し込む場合は以下のボタンをクリックしてお問い合わせください。
メールにて特別な入会URLを送付させていただきます。
どんな特典やサービスが家族カードにつくかはそのクレジットカードにより異なるのですが、私個人の意見としてはコスパの良い家族カードはあまり多くない気がします。
そしてもちろんSPGアメックスにも家族カードがあります。
SPGアメックス家族カードの基本情報
SPGアメックスの家族カードの基本情報です。
年会費
- SPGアメックスの基本カード年会費:31,000円(税抜)
- SPGアメックスの家族カード年会費:15,500円(税抜)
SPGアメックスの家族カードの年会費ですが、15,500円(税抜)となります。
基本カードの半分の価格となっていて、非常に割安感があります。
付帯保険
付帯保険は以下の通りになっております。
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 補償なし | ||
傷害治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
自動 | 最高 200 万円 | 補償なし | |||
疾病治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
自動 | 最高 200 万円 | 補償なし | |||
賠償責任保険金 | 利用 | 最高 4,000 万円 | |||
自動 | 最高 4,000 万円 | 補償なし | |||
携行品損害保険金 | 利用 | 1旅行中最高 5 0万円(免責 3千円 /年間限度額100万円) | |||
自動 | 1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
補償なし | |||
救援者費用保険金 | 利用 | 最高400万円 | 最高300万円 | 最高400万円 | 最高300万円 |
自動 | 最高 300 万円 | 補償なし |
家族カードはやはり基本カードより補償額が少なかったり、保証されない項目があったりとなっています。
ポイントなのが、家族カードを持っている家族も保証対象になるということです。
項目や金額は少ないですが、ちょっとお得感はありますよね?
キャンセルプロテクション
SPGアメックスのキャンセルプロテクションとは、急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償する画期的なサービスです。
さらに、同行する予定のあった配偶者の方の分も併せて補償してくれます。
条件 | 対象者 | 補償限度額(年間) |
死亡・傷害または疾病による入院 | カード会員本人 カード会員本人の配偶者 カード会員本人の1親等以内の親族 |
10万円 |
傷害による通院 | カード会員本人 カード会員本人の配偶者 カード会員本人の子ども |
3万円 |
社命出張 | カード会員本人 | 10万円(年1回まで) |
なお、SPGアメックスのキャンセルプロテクションは、「家族カード会員も対象」となります。
オーバーシーズ・アシスト
SPGアメックスには、レストランの予約をはじめ、医療機関の紹介など緊急時の支援まで、世界中のほとんどの国から、24時間通話料無料またはコレクトコールで利用できる「オーバーシーズアシスト」というサービスが付帯しています。
アメックスには、海外滞在時に利用できるサービスとして、大きく2つあり、
- グローバルホットライン
- オーバーシーズアシスト
の2種類があります。
オーバーシーズアシストは、ゴールドカード以上のカード(一部例外あり)に付帯している、海外での滞在をより安心にするためのサービスが付帯しています。
なお、家族カードもオーバーシーズアシストを利用することができます。
SPGアメックス家族カードの特典・サービス
次にSPGアメックス家族カードの特典やサービスについて説明します。
利用代金100円ごとに3ポイント獲得
買い物での利用金額100円ごとに3ポイント獲得できます。
これは基本カードと変わりありません。
ポイントは3ポイント=1マイルに交換できますので、100円で1マイル貯まることになります。
ポイントは基本カードに合算
SPGアメックスの家族カードをご利用の場合、ご利用のポイントは基本カードに合算され、効率よくマリオットボンヴォイのポイントを貯められるのがメリットです。
手荷物無料宅配サービス
これも基本カードに備わっているサービスですが、海外旅行の際にカード会員1名につきスーツケース1個を自宅から空港まで無料で宅配してくれるサービスです。
手荷物無料宅配サービスは国内旅行(国内線)には対応していませんので、注意しましょう。
手荷物無料宅配サービスは上記のアメックスカードの家族カードでも利用可能です。
空港ラウンジ利用
SPGアメックスで空港ラウンジが無料で利用できますので、GWや夏休みに海外旅行でハワイ、国内旅行をご検討中の方はご利用ください。
SPGアメックスなら同伴者1名も無料になります。
家族カードも同伴者1名が無料なので、ぜひ家族旅行で空港ラウンジをご利用ください!
SPGアメックス家族カードにメリットはあるか?基本カード+家族カードと基本カード2枚持ちで比較
ここまでSPGアメックス家族カードの特徴を説明してきましたが、果たして家族カードは持つことにメリットはあるのでしょうか。
アメックスゴールドの家族カードと異なり、SPGアメックスの家族カードは持つ方のライフスタイルに応じてかなりメリット・デメリットが出てくるクレジットカードだと思います。
基本カードの2枚持つ、または家族カードで持つ、この選択は持つ方のライフスタイルに応じてかなり異なります。
選択をミスすると、その1年棒に振る可能性も出てきますので注意が必要です。
なので、パートナーの人は家族カードを持つべきか、それとも基本カードをもう一枚持つべきか、その辺りを検証してみます。
SPGアメックスの家族カードを持つメリット
SPGアメックスの家族カードのメリットですが、前述した特徴の内容と重複しますが日常使いからマリオットボンヴォイ参加ホテルの宿泊など、利用分は全てSPGアメックス基本カードに合算されますので、家族で効率よくポイントを貯めることができます。
さらにSPGアメックスの家族カードは空港ラウンジを同伴者1名と共に無料で利用することができますので、基本カード会員と一緒に最大4名まで空港ラウンジが無料になります。
またSPGアメックスの家族カードは年会費が安いのも魅力です。
15,500円(税抜)で、基本カードの年会費31,000円(税抜)の半額で持つことができますので所有するのにハードルは高くないと思います。
SPGアメックスの家族カードのデメリット
SPGアメックス家族カードはもちろんデメリットも持ち合わせています。
一番大きいデメリットは、SPGアメックスの家族カードにはマリオットボンヴォイのゴールドエリートが付帯しないことです。
そのためSPGアメックス家族カード会員と同伴者での旅行でマリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊する際にはゴールドエリートの特典を享受することができません。
つまり一から頑張って宿泊数を稼がなくてはいけないことになります。
マリオットボンヴォイに関する内容は以下の記事で書いていますのでぜひご覧ください。
またSPGアメックスカードに付いている、年に1回の無料宿泊特典も付いていません。
このように年会費15,500円という割安なカードなのですが、SPGアメックスの最大の魅力であるゴールドエリートと無料宿泊特典が付いていないのは非常にマイナスです。
SPGアメックスは家族カードより基本カード2枚持ちの方がメリットが大きい場合もある
SPGアメックスの家族カードはマリオットボンヴォイのゴールドエリートが付帯していないことが大きなデメリットとなります。
これをどのように捉えるかで、ご家族で基本カードの2枚持ち、または家族カードを発行する、いずれかを選択することが考えられます。
では年会費が安い家族カードを持った方がいいのか、それとも思い切って基本カードを2枚持ちした方がいいのか、どこで判断したら良いでしょうか?
結論は、家族カード所有者がどれだけ単独でマリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊するかというところで判断すれば良いと考えています。
年間1回くらいしかマリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊する予定の無い場合は、SPGアメックスの家族カードで良いと思われます。
SPGアメックス家族カード所有者が年に複数回、マリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊する場合はSPGアメックスの基本カード2枚持ちで発行する方が、ゴールドエリートの特典・サービスを享受できる点からも結果として恩恵があります。
それを実行すれば、マリオットボンヴォイゴールドエリートのメリットを基本カード2枚とも受けられるので、差額の15,500円(税抜)分は回収ができるのではないかと考えます。
たとえば、SPGアメックスの家族カード会員と非会員でマリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊した場合、基本カードに付帯されているゴールドエリートの特典が利用しませんので、お部屋のアップグレード、レイトチェックアウト、レストランなどで1米ドル=12.5ポイントのホテルポイントなどを受けることができません。
ただし、アメリカン・エキスプレスが提供している特典でマリオットボンヴォイ参加ホテルの利用で100円=6ポイントは適用されます。
この家族会員と非会員でマリオットボンヴォイホテルに泊まることがあるのであれば、基本カードにした方が絶対恩恵を受けられると思います。
ただしそれを年間複数回利用する環境の場合にはメリットがあるだろうし、1回程度なら年会費負担でデメリットが多くなると思われます。
私の場合、家族3人(私、妻、3歳の娘)ですが、私も妻も基本カードを持っています。
それは、基本カードの無料宿泊特典を利用したいからです。
無料宿泊特典は2名での利用の場合がタダなんですが、子供は添い寝であれば人数にカウントされないため家族3人で利用できます。
基本カードを最大限有効に利用できるので、2枚持ちをしているということです。
まとめ
SPGアメックス家族カードは持つに値するかどうかについて解説しました。
家族カードを持つか、基本カードを2枚持ちにするかは以下の内容で判断すればいいと思います。
- 年会費を2倍払ってもペイできるような利用の仕方をしているか?
- マリオットボンヴォイ系列ホテルを年に複数回利用するか?(ゴールドエリート会員の有効活用)
- マリオットボンヴォイ系列のホテルに無料で宿泊できるような家族構成か?
(夫婦+添い寝できる子供がいたり、すでに自立した子供を持っていて夫婦水入らずの旅行にいけるかなど)
家族カードは年会費が安いという魅力的な部分もありますが、何と言ってもマリオットボンヴォイのホテルを利用する時にはその価値は基本カードに遠く及ばない内容になっていますので、ご自身のSPGアメックスの利用の仕方で選んでみてください!
SPGアメックスの家族カードを申し込む場合はまず基本カードを手に入れなければいけません。
本サイトから基本カードを申し込むと、他よりもお得に入会することができます。
SPGアメックスカードを申し込む場合は以下のボタンをクリックしてお問い合わせください。
メールにて特別な入会URLを送付させていただきます。