SPGアメックスと ANAアメックスゴールドはどっちがいい?2枚のカードを比較してみた
この記事では以下の2つのカードについて比較していきたいと思います。
SPGアメックス
ANAアメックスゴールド
どちらもアメックス系で年会費も似ており、マイルも貯まりやすいのですが、特徴や使い方はまったく異なりますので徹底解説していきます。
Contents
SPGアメックスとANAアメックスゴールドをポイント還元・年会費・特典などから徹底比較
ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとして、SPGアメックスカードとANAアメックスゴールドカードが、よく比較されます。
この2枚のカードを比較し、詳しい比較について解説します。
徹底比較① 貯まるポイントの種類について
SPGアメックスとANAアメックスゴールドでは、貯まるポイントが違います。
SPGアメックス → マリオットボンヴォイポイント
ANAアメックスゴールド → アメックスポイント
SPGアメックスはスターウッド系でしたが、先日マリオット系と合併したことによりマリオットボンヴォイに生まれ変わりました。

ANAアメックスゴールドはそのままアメックスポイントが貯まります。
徹底比較② ポイントの貯まりやすさ
基本的なポイントの貯まりやすさは以下の通りです。
SPGアメックス 100円=3マリオットボンヴォイポイント
ANAアメックスゴールド 100円=1アメックスポイント
これだけ見るとSPGアメックスのほうが還元率がいいように見えますが、ポイントの価値としては3分の1の価値しかありません。
よってSPGアメックスとANAアメックスゴールドのポイントの貯まりやすさは一緒だと言えます。
徹底比較③ ポイント還元比較表
カードでの購入方法によってポイント還元率が変わってきます。
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | |
| 基本還元率 | 3% | 1% |
| 航空券ボーナス | 0% | 1%+2%(ANAのみ) |
| フライトボーナス | 0% | 25%ボーナス(ANAのみ) |
| ホテルボーナス | 18.5%
(マリオットボンヴォイ系のみ) |
0% |
基本還元率はSPGアメックスは3%ですが、ポイントの価値としては3分の1ですのでANAアメックスゴールドと同じ価値と考えてください。
ボーナスで見ると、SPGアメックスはホテルでポイントが多くもらえ、ANAアメックスゴールドはフライトでポイントを多くもらえます。
このボーナスポイントをうまく利用すれば、ポイントが一気に貯まることでしょう。
徹底比較④ ポイントの有効期限
SPGアメックスカードのポイント有効期限は、実質無期限です。(最終ポイント増減から1年)
対してANAアメックスゴールドカードは元々無期限です。
どちらのカードもANAマイルへの年間以降上限はありませんので、普段どういったものにカードを利用するかによって、カードを選ばれるのがオススメです。
徹底解説⑤ ポイントのマイル交換先
ポイントを交換する相手はいろいろありますが、ここではマイルに特化して解説したいと思います。
SPGアメックスカードは44社、ANAアメックスゴールドカードはANA1社の航空会社のマイルに交換することができ、一覧にすると以下のようになります。
| 航空会社 | SPGアメックス | ANAアメックスゴールド |
| エーゲ航空 | ○ | |
| アエロフロート ボーナス | ○ | |
| エアロメヒコ クラブプレミエ | ○ | |
| エアカナダ アエロプラン | ○ | |
| エアチャイナ フェニックスマイル | ○ | |
| エールフランス/KLM フライングブルー | ○ | |
| ニュージーランド航空Airpoints™ | ○ | |
| アラスカ航空 Mileage Plan® | ○ | |
| アリタリア航空ミッレミリア | ○ | |
| ANAマイレージクラブ | ○ | ○ |
| アメリカン航空 | ○ | |
| アシアナ航空アシアナクラブ | ○ | |
| アビアンカ航空 LifeMiles | ○ | |
| ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club | ○ | |
| アジアマイル | ○ | |
| 中国東方航空イースタンマイルズ | ○ | |
| 中国南方航空 | ○ | |
| コパ航空 ConnectMiles | ○ | |
| デルタスカイマイル | ○ | |
| エミレーツスカイワーズ | ○ | |
| エティハド ゲスト | ○ | |
| フロンティア航空EarlyReturns® | ○ | |
| 海南航空 | ○ | |
| ハワイアン航空 HawaiianMiles® | ○ | |
| Iberia Plus | ○ | |
| 日本航空 (JAL) マイレージバンク | ○ | |
| ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege® | ○ | |
| ジェットブルー航空TrueBlue™ | ○ | |
| 大韓航空スカイパス | ○ | |
| LATAM航空 LATAMPASS | ○ | |
| ルフトハンザ Miles & More | ○ | |
| Multiplus | ○ | |
| カンタス フリークエントフライヤー | ○ | |
| カタール航空プリビレッジクラブ | ○ | |
| サウディア航空 | ○ | |
| シンガポール航空クリスフライヤー | ○ | |
| 南アフリカ航空 Voyager | ○ | |
| サウスウエスト航空 Rapid Rewards | ○ | |
| TAPポルトガル航空 | ○ | |
| タイ国際航空 | ○ | |
| ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles | ○ | |
| ユナイテッド航空マイレージプラス | ○ | |
| ヴァージンアトランティック航空Flying Club | ○ | |
| ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | ○ |
ANAアメックスゴールドは名前の通りなのでANAしか交換できませんが、SPGアメックスはなんと44社も交換できます。
これがSPGアメックスの強みの一つだと思います。
航空会社を選択できるのは旅行をする上で大きなメリットとなります。
なぜなら行き先によって得をする航空会社、損をする航空会社が異なってくるからです。
例えばハワイへ行くならJALは強いと思いますが、韓国へ行くにはデルタ航空が少ないマイルでいけます。
徹底比較⑥ マイル交換での還元率
SPGアメックスでのポイント還元率は、先ほど解説した通り100円=3ポイント貯まります。
そしてマイルへの交換率は基本、3ポイント=1マイルとなります。
つまり100円=1マイルです。
しかし、SPGアメックスにはお得な交換特典があります。
それは、60,000ポイント以上を一気に交換すると、+25%マイル交換ボーナスが付きます。

60,000ポイントを交換するとしたら、通常は20,000マイルですが25%ボーナスで5,000マイルプラスしてもらえます。
つまりこの場合、100円=1.25マイルになるのでSPGアメックスでのマイルへの還元率は1.25%です。
なのでSPGアメックスでポイントをマイルに交換する場合は、絶対に60,000ポイント以上貯めてから交換するのが鉄則です!
一方、ANAアメックスゴールドでの還元率は、基本100円=1ポイントです。
1ポイント=1マイルなので、100円=1マイルとなります。
ANAアメックスゴールドのANAマイルへの基本還元率は1%ということになります。
徹底比較⑦ ボーナスポイント
SPGアメックスカード・ANAアメックスゴールドカードどちらも当サイトからの紹介入会で、お得に入会することができます。
紹介特典を比較すると、この表のようになります。
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | |
| 入会特典 | 0 | 2,000 |
| 紹介特典 | 36,000 | 75,000 |
| 通常ポイント | 3,000 | 6,000 |
| マイル換算 | 13,000マイル | 83,000マイル |
| 特典条件 | 入会後3ヶ月で10万円の利用 | 入会後3ヶ月で60万円の利用 |
紹介特典により獲得できるマイル数はANAアメックスゴールドカードの方が多くなっていますが、もらえる条件が厳しいので達成するためにはカード利用を多くしなければいけません。
そういう意味ではSPGアメックスの方が効率がいいと思います。
徹底比較⑧ 年会費
SPGアメックスの年会費とANAアメックスゴールドの年会費の比較です。
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | |
| 年会費 | 31,000円+税 | 31,000円+税 |
| 家族カード | 15,500円+税 | 15,500円+税 |
| ETCカード | 発行手数料 850円+税
年会費 無料 |
発行手数料 850円+税
年会費 無料 |
この2枚のカードは本カードの年会費も、家族カードの年会費も、ETCカードの発行手数料もまったく同じ金額です。
よって年会費による優劣はつけられませんね。
徹底比較⑨ 付帯保険
続いて付帯保険について比較していきます。
SPGアメックスカード・ANAアメックスゴールドカードどちらも最高1億円の旅行傷害保険が付帯します。
補償内容は、どちらのカードも全く同じです。
利用付帯・自動付帯によって金額が変動する保険がありますので、ご注意ください。
保険金額比較表は、こちらです。
海外旅行の場合
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | ||||
| 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
| 傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 |
| 自動 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | |
| 傷害治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
| 自動 | 最高 200 万円 | 最高 200 万円 | |||
| 疾病治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
| 自動 | 最高 200 万円 | 最高 200 万円 | |||
| 賠償責任保険金 | 利用 | 最高 4,000 万円 | 最高 4,000 万円 | ||
| 自動 | |||||
| 携行品損害保険金 | 利用 | 1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
||
| 自動 | |||||
| 救援者費用保険金 | 利用 | 最高400万円 | 最高300万円 | 最高400万円 | 最高300万円 |
| 自動 | 最高 300 万円 | 最高 300 万円 | |||
国内旅行の場合
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | ||||
| 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
| 傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
| 自動 | 補償なし | ||||
徹底比較⑩ その他付帯サービス
他の付帯サービスの特徴をまとめてみました。
| SPGアメックス | ANAアメックスゴールド | |
| 継続特典 | 無料宿泊(1泊2名まで) | 2,000マイル |
| 空港ラウンジ | ○ | ○ |
| 手荷物無料宅配サービス | ○ | ○ |
| エアポート送迎サービス | ○ | ○ |
| 航空便遅延費用補償 | ○ | × |
| 海外旅行先での日本語サポート | ◎ | ◎ |
| キャンセルプロテクション | ○ | ○ |
| ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円 | 年間最高500万円 |
| リターン・プロテクション | ○ | ○ |
まとめ
SPGアメックスとANAアメックスゴールドの比較をしてみました。

どちらのカードも年会費が一緒のため、使い方によって持つべきカードが分かれるところかもしれませんが、以下のような基準で持ってみてはいかがでしょうか。
よくANAの飛行機に乗る人:ANAアメックスゴールド
よく豪華なホテルに泊まる人:SPGアメックス
ANA以外の飛行機にも頻繁に乗る人:SPGアメックス
飛行機にあまり乗らないがポイントは貯めたい人:SPGアメックス
SPGアメックスはやはり年に1回無料宿泊特典がつくのが最大のメリットだと思います。
これで年会費がチャラにできます。
さらに44社の航空会社にマイルを交換できることも最大の強みになります。
この記事を読んでSPGアメックスに興味を持った方は、入会キャンペーンをやっていますので以下の記事を読んでみてください。
カードの詳細が書かれています。
また、ANAアメックスゴールドに興味を持った方は以下の記事でカードの詳細が書いています。
こちらもぜひ読んでみてください。
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