パスポートを失くした場合の対処法と再発行の方法を解説【東京編】
初めてのハワイ旅行に行こうと思っていた矢先、直前でパスポートが見つからない。。。
家を探しても、会社を探しても見つからない。。。
そんなショッキングなことを私は経験してしまいました。
焦りとイライラが募ってきて、家庭内の雰囲気は最悪。
結局見つからずに楽しみにしていたハワイ旅行をキャンセルしました。
ショックと妻への申し訳のなさでいっぱいでしたが、今後二度と同じ過ちを繰り返さないためにもパスポートを失くした際にやるべきことをまとめましたので解説していきます。
Contents
パスポートを失くした際に何をすべきか?
パスポートがないと思った瞬間に胸がドキドキし、だんだん焦りが見え始めます。
焦ってくると、どんどんパニックになっていきドツボにはまっていきます。
こんな時は落ち着いて探すことが一番です。
とにかく見つけることを一番に考える
パスポートというものは基本的に海外旅行以外では使わないものですから、普段気にかけないものです。
そのため、長期間放置しておくと気が付けばなくしちゃってるってことはよくあることだと思います。
しかしパスポートは捨ててないか、外で失くしてない限りどこかにあるはずです。
私は残念ながら旅行直前にそのことに気づいてしまったので、今回はそうなった時にまずとにかくどこを探したら良いか見ていきましょう。
家の中を探してみる
最もパスポートが眠っている可能性が高いのが、家の中です。
何と言っても海外旅行に行く時以外は基本外に持って行くことがほとんどないのですから。
家の中でも探す場所は無数にありますので、ポイントを絞って探すことが大事です。
前回旅行時に使ったバッグなど
最初は海外旅行時に使ったバッグです。
バッグだけではなく、旅行に行く際に自分がパスポートを入れていたと思われるもの全てを探しましょう。
バッグの種類や大きさにかかわらず、海外旅行に適したバッグは収納スペースが大きく、収納箇所も多いためです。
そのため、いろんなところに紛れ込みやすく、
「あれー?こんなところに入れた記憶ないのに・・・」
なんてところから出てくることもよくあります。
ソファの下・机の下・ベッドの裏など
次に探すのが家具の裏や下です。
いつの間にか元あった場所から転がり落ちたりすることは、実はけっこうあります。
さらに子供がいる家庭の場合は、子供がいたずらでそのような場所に入れることもたまにあります。
一度探したところをもう一度探してみる
一通り探したのにまだ見つからないという場合は、もうすでに探したところをもう一度探しましょう。
というのも、見つからないからといって絶対にありえない場所や、限りなく可能性が低い場所まで捜索範囲を広げたところで、時間の無駄だからです。
だからその時は落ち着いて、もう一度今まで探した場所を入念に探してみましょう。
特にバッグや荷物の奥底に実は眠っていたなんてことが多いです。
家の外を探してみる
それでも見つからない場合、家の外に行きましょう。
家の外といっても、本当に外で失くした場合は自分だけで探しても見つかるのはほとんどないので、例えば会社の自分の席などを探しましょう。
会社には絶対持って行ってない!と思っても、長年使用してなくてある時たまたま会社に持って行っていたなんてこともあるかもしれません。
見つからない時は警察に聞いてみる
どうしても見つからない場合は、最寄りの警察署に行き紛失届を出しましょう。
そうすると警察署に届いていないか確認してくれます。
パスポートがどうしても見つからない時にすべきこと
ここまでやっても
「ない!!」
場合もあります。
単純に見つからない場合やら、捨てちゃった可能性もありますが、ここまで来たら重要なのはそこではありません。
重要なのは海外旅行に行くためにパスポートを手に入れることです。
急いでパスポートを作り直しましょう。
地域によってパスポートの申請方法や申請期間が違うかもしれませんので、今回は東京で失くした場合の例を記載していますのでそれ以外の地域で失くした場合はそれぞれの地方自治体に確認してください。
東京で失くした場合は区役所などに連絡しても、「うちじゃありません」と言われます。
なので、まずはパスポートセンターに連絡しましょう。
そうすれば失くした場合の手続き方法を丁寧に説明してくれます。
家の中で失くした場合
家の中で失くしたと明らかにわかっている場合は、パスポートセンターに行って再発行を行ってもらいます。
パスポートを有効期限内に紛失した場合は、新規で発行してもらう形になります。
区役所に行って戸籍謄本または戸籍抄本を手に入れる
最寄りの区役所に行き、戸籍謄本か戸籍抄本を手に入れます。
ただし、今はマイナンバーカードを持っていればコンビニでも戸籍謄本・戸籍抄本を手に入れることができますので、そちらでもOKです。
手数料は、窓口だと戸籍謄本、戸籍抄本とも450円ですが、コンビニなどで発行すると300円です。
パスポート用の写真を2枚用意
パスポート用の写真を2枚用意します。
通常は1枚で良いのですが、通常の申請の他にこの後記述する紛失一般旅券等届出書に写真を貼る必要があるので、2枚必要です。
なお、パスポート用写真の大きさは、縦45mm×横35mmでふちなしです。
パスポートセンターに行ってパスポートの再発行を行う
戸籍謄本か戸籍抄本、パスポート用写真2枚、それと身分証明書を持ってパスポートセンターに行きます。
総合窓口で
「パスポート失くしたんですけど・・・」
と言えば、通常の申請書の他に「紛失一般旅券等届出書」をもらえるので、記載例に倣って必要事項を記載していきます。
記載が終わって窓口に提出すると、「旅券引換書」と「紛失一般旅券等届出書受理票」をもらい、パスポートを受け取るまで保管します。
受け取り日は旅券引換書に記載されます。
後日パスポートを受け取る
受け取り日以降になったら、再びパスポートセンターに行き晴れてパスポートを受領できます。
受け取り時に必要なものは以下の書類です。
<受け取り時に必要なもの>
※手数料は、新しく発行するパスポートの有効期限で異なります。
ただし、手数料は直接パスポートセンターの窓口にお金を支払うわけではなく、事前に収入印紙を購入して引換書に貼り付けて提出する必要がありますので注意してください。
収入印紙はパスポートセンターで販売されていますので、そこで購入すれば問題ありません。
家の外で失くした場合
家の外で失くした場合、もしくはもうどこで失くしたかわからない場合は、パスポートセンターに行って再発行をしてもらう前に警察に行って遺失物届出を提出して受領番号を貰う必要があります。
受領番号をもらわないと、パスポートセンターに行って再発行をしようとしても門前払いにされてしまいます。
最寄りの警察署に行く
自宅以外での紛失や盗難の場合は、警察署または最寄の交番で「遺失届・盗難届」を行います。
その場でパスポートが見つからない場合、紛失したことを証明する「受理番号」が発行された遺失物受理番号のメモというのを受け取ることができます。
ここに書かれた受理番号は、パスポートの紛失届申請時に提出を求められますので、なくさずに保管しておいてください。
区役所に行って戸籍謄本または戸籍抄本を手に入れる
この手順は家の中で失くした場合と同じです。
パスポート用の写真を2枚用意する
この手順は家の中で失くした場合と同じです。
パスポートセンターに行ってパスポートの再発行を行う
この手順は家の中で失くした場合と同じですが、「紛失一般旅券等届出書」に必要事項を記載する際に警察でもらった受理番号を書く必要があります。
この書き方も記載例に載っていますので、真似して書きます。
注意したいのは、失くした経緯を書かなければいけませんが、警察に提出した「遺失届・盗難届」に記載した内容と「紛失一般旅券等届出書」に記載する内容は同じでなければいけません。
記載が終われば窓口に提出して、「旅券引換書」と「紛失一般旅券等届出書受理票」をもらいます。
後日パスポートを受け取る
この手順は家の中で失くした場合と同じです。
パスポート再発行申請にかかる時間は?
私の経験則になってしまいますが、パスポートを失くした際の再発行手続きにどのくらい時間がかかったか。
私は家の中で失くしたのか、家の外で失くしたのかがわからなかったので、警察に行く手順で再発行しました。
警察→区役所→写真撮影→パスポートセンター
の手順で廻りましたが、混んでなければ半日もかからず廻ることができます。
最近は役所関係の対応も丁寧かつスピーディーになってきて、警察も区役所もあまり待ち時間なく対応してくれました。
パスポートセンターは非常に混んでいましたが、紛失による窓口は一般窓口と別でしたのですんなり手続きできました。
パスポート再発行にかかる日数は?
東京の場合、パスポート再発行にかかる日数は基本的に失くしたパスポートの無効手続きに1日、通常の発行手続きに7日(土日祝含む)で合計8日かかります。
ただし状況により受け取り可能日が変わるかもしれませんので、事前にパスポートセンターに連絡した方がいいかもしれません。
私の場合、3月18日(月)に再発行の手続きを行い、3月26日(火)より受け取り可能と言われました。
ここからわかることは、パスポートの発行には特別な事情がない限りは約1週間かかるのは絶対なので、旅行直前になってパスポートがない、となってもどうすることもできないということです。
パスポート再発行の手数料はいくらかかる?
手数料はパスポートの有効期限によって変わってきます。
<有効期限(年数)と手数料>
10年 | 16,000円 |
---|---|
5年(申請時12歳以上) | 11,000円 |
5年(申請時12歳未満) | 6,000円 |
手数料の支払方法は、パスポートを受け取る前に窓口で収入印紙を購入し、パスポート引換書に貼り付けて提出することになっています。
まとめ
パスポートを失くした場合、まず家の中を探しましょう。
前回旅行時のバッグの中、家具の裏や下、一度探したこところでももう一回探すことが大事です。
それでも見つからなかった場合、パスポートセンターに再発行することになります。
家の中で失くした場合と、家の外で失くした場合で手順が違いますので注意が必要です。
再発行までに一定の期間がかかりますので、私のようにパスポートが直前になって「ない!」なんてならないように、1週間以上前にパスポートがあることを確認しましょう。
万が一見つからない場合は、すぐにパスポートセンターで再発行を行うことが重要です。
こうすれば最悪旅行に行けない・・・なんてことはなくなります。(再発行料はかかりますがキャンセルするよりはマシです!)
というわけで、パスポートは必ず確認しましょう!!