SPGアメックスとアメックスゴールドカードは何が違うの?7つのポイントで比較した【2020年版】
この記事では、SPGアメックスとアメックスゴールドカードを比較します。
SPGはスターウッド プリファード ゲストの略です。プリファードゲストは、日本語にすると優先ゲストという意味ですが、スターウッドとは聞いたことがない人もいると思います。
スターウッドは、世界的なホテルグループです。正確には現在はこちらも世界的なホテルグループのマリオットに買収されております。
日本では、マリオットの他に、リッツカールトンやシェラトン、ウェスティンなどのブランドも有名ではないかと思われます。
今年、SPG制度もマリオットのゲスト会員制度と統合され、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」になっておりますが現時点ではカードについてはSPGの名前がついております。
つまり、マリオットグループである程度特典がもらえると思われます。ただ、実際どの程度通常のアメックスなどと変わってくるか、それについては以下の比較を参考にしてください。
Contents
SPGアメックスとアメックスゴールドの年会費、保険、サービスなどの比較
SPGアメックスとアメックスゴールドの、年会費や保険、付加サービスなどクレジットカードとして基本的な点からポイント還元率、入会特典など様々な観点から比較していきます。
この2枚のカードはゴールドカードであり年会費も似たような金額ながら、特典やサービスは異なったものとなります。
なお、SPGアメックスの詳細を知りたい方は以下の記事をぜひご覧ください。
またアメックスゴールドの特徴は以下の記事に記載しています。こちらもぜひご覧ください。
比較① 年会費
最初に年会費の比較です。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
年会費(税込) | 33,480円 | 31,320円 |
家族カード年会費 | 16,740円 | 1枚目無料 2枚目以降 12,960円/枚 |
ETCカード | 年会費無料 新規発行手数料 918円 |
年会費無料 新規発行手数料 918円 |
還元率 | 1%(マイルは最大1.25%) | 1% |
それぞれの年会費ですが、SPGアメックスの年会費は税抜き31,000円(税込み33,480円)、アメックスゴールドカードの年会費は税抜き29,000円(税込み31,320円)とSPGアメックスの方が少々高めです。
また、家族カード会員ですが、SPGアメックスは年会費税抜き15,500円(税込16,740円)、アメックスゴールド年会費は、一枚目無料、二枚目以降税抜き12,000円(12,960円)と、こちらもSPGアメックスの方が高く、しかもアメックスゴールドの方は一つ目は無料に対しSPGアメックスは1枚無料がないので明らかにアメックスゴールドの方がお得なのがわかります。
比較② 付帯保険
次に保険ですが、こちらは基本的に両方とも同じ内容です。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
死亡・後遺障害 | 【自動付帯】 なし 【利用付帯】 最高1億円 |
【自動付帯】 最高5000万円 【利用付帯】 最高1億円 |
傷害治療 | 【利用付帯】 最高300万円 【自動付帯】 最高200万円 |
【利用付帯】 最高300万円 【自動付帯】 最高200万円 |
疾病治療 | 【利用付帯】 最高300万円 【自動付帯】 最高200万円 |
【利用付帯】 最高300万円 【自動付帯】 最高200万円 |
救援者費用 | 【利用付帯】 最高400万円 【自動付帯】 最高300万円 |
【利用付帯】 最高400万円 【自動付帯】 最高300万円 |
賠償費用 | 【共通】 最高4000万円 |
【共通】 最高4000万円 |
携行品損害 | 【共通】 1旅行最高50万円 |
【共通】 1旅行最高50万円 |
家族特約 | あり | あり |
国内旅行保険は、全く同じで、どちらも利用付帯です。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
プロテクション系のサービスも全く同じです。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
ショッピングプロテクション | ○ (年間500万円) |
○ (年間500万円) |
リターンプロテクション | ○ | ○ |
オンラインプロテクション | ○ | ○ |
キャンセルプロテクション | ○ | ○ |
唯一異なるのは死亡・後遺障害の自動付帯がSPGアメックスだとないのが、アメックスゴールドだと最高5,000万円までつきます。
比較③ ポイント還元率
次にポイント還元率を比較してみます。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
---|---|---|
ポイント還元率 | 100円に3ポイント | 100円に1ポイント |
ポイント付与条件 | 毎回の利用ごと | 毎回の利用ごと |
まず、SPGアメックスではMarriott Bonvoyポイントが100円につき3ポイントたまります。
また、マリオットグループのホテルでは、100円につき6ポイント、さらに、ゴールド会員の特典として、1米ドルあたり(100円あたりでないことに注意)12.5ポイントがたまるそうです。
一方、アメックスゴールドカードでは、100円につき1ポイントがたまります。これは、Marritott Bonvoyではなくアメリカンエクスプレスの独自ポイント(アメックスポイント)です。
しかし、SPGアメックスはポイントをマイルに交換する場合、3ポイントで1マイルとなるため結局は100円につき1マイルということになります。
結論として以下のようになります。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
還元率 | 1%(マイルは最大1.25%) | 1% |
ここでSPGアメックスではマイルに交換する際に最大1.25%にできます。
それは、一度に60,000ポイント以上マイルに交換することです。
60,000ポイント以上で+25%のボーナスがつくので、最大1.25%にすることができます。
これを考えるとSPGアメックスの方が有利と言えます。
比較④ マイル交換先
それぞれのポイントをマイルに交換したい場合、どの航空会社のマイルに交換できるのでしょうか。
航空会社のマイレージプログラム | SPGアメックス | アメックスゴールド |
エーゲ航空 | ○ | |
アエロフロート ボーナス | ○ | |
エアロメヒコ クラブプレミエ | ○ | |
エアカナダ アエロプラン | ○ | |
エアチャイナ フェニックスマイル | ○ | |
エールフランス/KLM フライングブルー | ○ | ○ |
ニュージーランド航空Airpoints™ | ○ | |
アラスカ航空 Mileage Plan® | ○ | |
アリタリア航空ミッレミリア | ○ | ○ |
ANAマイレージクラブ | ○ | ○ |
アメリカン航空 | ○ | |
アシアナ航空アシアナクラブ | ○ | |
アビアンカ航空 LifeMiles | ○ | |
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club | ○ | ○ |
アジアマイル | ○ | |
中国東方航空イースタンマイルズ | ○ | |
中国南方航空 | ○ | |
コパ航空 ConnectMiles | ○ | |
デルタスカイマイル | ○ | ○ |
エミレーツスカイワーズ | ○ | ○ |
エティハド ゲスト | ○ | ○ |
フロンティア航空EarlyReturns® | ○ | |
海南航空 | ○ | |
ハワイアン航空 HawaiianMiles® | ○ | |
Iberia Plus | ○ | |
日本航空 (JAL) マイレージバンク | ○ | |
ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege® | ○ | |
ジェットブルー航空TrueBlue™ | ○ | |
大韓航空スカイパス | ○ | |
LATAM航空 LATAMPASS | ○ | |
ルフトハンザ Miles & More | ○ | |
Multiplus | ○ | |
カンタス フリークエントフライヤー | ○ | |
カタール航空プリビレッジクラブ | ○ | ○ |
サウディア航空 | ○ | |
シンガポール航空クリスフライヤー | ○ | ○ |
南アフリカ航空 Voyager | ○ | |
サウスウエスト航空 Rapid Rewards | ○ | |
TAPポルトガル航空 | ○ | |
タイ国際航空 | ○ | ○ |
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles | ○ | |
ユナイテッド航空マイレージプラス | ○ | |
ヴァージンアトランティック航空Flying Club | ○ | ○ |
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | ○ | |
チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」 | ○ | |
キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」 | ○ | |
スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」 | ○ | |
フィンランド航空「フィンエアー・プラス」 | ○ |
SPGアメックスの場合は44社もの航空会社のマイルにポイントを交換できるのに対し、アメックスゴールドは15社の航空会社のマイルに交換できます。
44社に交換できるSPGアメックスの方が自由度が高いので、旅行の幅が広がるのでいいですね!
比較⑤ 入会特典
それぞれのカードの入会特典について、比べてみます。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
入会特典 | 0 | 0 |
紹介特典 | 36,000 | 34,000 |
通常ポイント | 3,000 | 6,000 |
マイル換算 | 13,000マイル | 40,000マイル |
特典条件 | 入会後3ヶ月で10万円の利用 | 入会後3ヶ月で60万円の利用 |
まず、SPGアメックスでは、3ヵ月以内に10万円以上利用すると、Marriott Bonvoyポイントが30000ポイント貰えます。
一方、アメックスゴールド入会特典のボーナスポイントは以下のようになっております。
1万円のカードご利用で1,000ボーナスポイント
25万円のカードご利用で14,000ボーナスポイント
50万円のカードご利用で20,000ボーナスポイントプレゼント
合計で50万円利用すると35,000ポイント、また通常ポイントを加えると5,000ポイントです。
ポイント数だけ見るとアメックスゴールドの方がお得に見えますが、その分ポイントを獲得できる条件が厳しいので、毎月のカード決済金額をみながら検討していく必要がありますね。
比較⑥ その他サービス
SPGアメックスもアメックスゴールドもゴールドカードなので、それぞれいろんな特典やサービスがついています。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
空港ラウンジ | ○ | ○ |
アメリカン・エキスプレス・セレクト | ○ | ○ |
チケット・アクセス | ○ | ○ |
ゴールド・ワインクラブ | ○ | ○ |
京都特別観光ラウンジ | ○ | ○ |
オーバーシーズ・アシスト | ○ | ○ |
エアポート送迎サービス | ○ | ○ |
無料ポーターサービス | ○ | ○ |
空港パーキングサービス | ○ | ○ |
プライオリティパス | ○ | |
ゴールド・ダイニング by 招待日和 | ○ | |
マリオットリワードゴールドエリート会員 | ○ |
大きく異なってくるのは、Marriott Bonvoy加盟ホテルにおけるホテルの特典です。
SPGアメックスを保有している場合、「Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格」を利用できます。
このカードを保有していない通常の場合、Marriott Bonvoy加盟のホテルを年間25泊以上利用しないとこの資格を得ることができないのです。
その特典は多数ありますが、いくつか挙げると
・Marriott Bonvoy加盟ホテルのレストラン・バーの食事代金が15%オフ
・継続すると一回ですがMarriott Bonvoyのホテルで1泊無料
・入会・継続で5泊分宿泊実績付与、Marriott Bonvoy会員レベルのグレードアップが早くなる
・チェックアウトが14:00まで延長される
・通常より高速なWi-Fiが無料で使える
・25%ボーナスポイント
・客室のグレードアップできる
などMarriott Bonvoy加盟ホテルにおいてさまざまな特典を利用できます。
比較⑦ 継続特典
最後に継続で利用した場合の特典の内容です。
SPGアメックス | アメックスゴールド | |
カード継続特典 | 無料宿泊特典 | なし |
SPGアメックスの大きな特典として、マリオットボンヴォイ系のホテルに毎年1回2人まで無料で泊まることができます。
これだけで年会費をカバーできてしまうほどの特典なので、このカードが人気なのがわかります。
まとめ
アメリカンエキスプレスに代表される2つのカード、SPGアメックスとアメックスゴールドの比較を行いました。
どちらもゴールドカードということで、年会費の高さに見合ったサービスや特典が付随しています。
結局は利用する人がどのようなシチュエーションで使うかによると思いますが、
私としては、マリオットボンヴォイ系のホテルをよく利用される方は前者を、あまり利用しない方は後者を選んだほうが良いと思います。
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以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。